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さてさて、先月は無事小説を7冊読むことが出来ました。パチパチパチ。
5月はなかなかの当たり月で、どれも面白いのが多かったです。
その中でも一番のオモロかったのは・・・？
黒川博行の「カウント・プラン」！
現役の作家さんの中で、大阪弁を書かせたら突出して上手いのではないかと思う黒川博行の短編集です。
書き手さんには笑わせるつもりは微塵も無い思うのですが、会話シーンの大阪弁が自然すぎて他の地方の人が読むとそこだけで笑っちゃうようですねぇ～。
S店長が操るようなエセ関西弁は全く登場しません。
大阪弁入門書としてもなかなか良書♪
しかも文庫版「カウント・プラン」の解説は東野圭吾です。
「おいおい、アンタ解説なんか書いっとたんかい?!」
と突っ込んでしまいました。
う～ん、珍しい。
しかも冒頭から黒川博行を絶賛です。
やれ「もっとも信頼する作家」だの「彼の評価が一番気になる」だの・・・。
・・・背中がこそばい。
捻くれていない東野圭吾もなかなか可愛いもんですな(笑)
つうわけで大阪に来られる時は、大阪弁の予習として読んでみてください♪

そういや今月に入って、先日本屋大賞を受賞した「天地明察」を読みました。
う～ん、面白い。世界が広がります。
今のままやと、今月のNo.1小説は「天地明察」になりそうです。
ちなみに作者の沖方丁が数日前に「とくダネ」に出演してました。
・・・かなり若い。